2010年11月25日

喫煙が環境面で最大の危険因子 歯周病

歯周病には、生活習慣やストレスなどの環境も影響することが知られている。中でも最大の危険因子とされるのが喫煙だ。日本歯周病学会によると、たばこを吸う人が歯周病になるリスクは、吸わない人の2〜8倍で、吸う本数が多い程危険も増える。
同学会禁煙推進委員長によると、喫煙は、歯周病の症状を進行させる面と、早期発見を妨げる面がある。
たばこに含まれるニコチンや、煙の成分の一酸化炭素には、歯茎内の毛細血管を収縮させたり、酸素の運搬を邪魔する働きがある。そのため、煙を吸うと歯茎や歯を支える歯槽骨に栄養や酸素が行き届かず、炎症を起こしやすくなる。またニコチンは白血球を傷つけるなどして、免疫機能を低下させる。本来歯茎内に存在して、傷ついた組織の修復を助ける線維芽細胞も、ニコチンにさらされると成長を妨げられる。
また、喫煙による血管の収縮が、歯周病の早期発見をも妨げる。歯周病は自覚しにくいが、歯茎からの出血がそのサインとなる。だが血管の収縮によって出血が抑えられてしまい、気付かない間に重症化することもあるのだ。
禁煙すると5〜10年で歯周病になるリスクは非喫煙者並みに下がる。歯茎の血流は数日〜数週間で正常に戻るため、既に歯周病にかかっている場合は一時的に出血したり赤くなることもあるが、炎症そのものの悪化ではない。
「たばこが怖いのは、本人だけでなく、他人のたばこの煙を吸い込む『受動喫煙』で、周囲まで歯周病になるリスクが増大することだ」と警告する。
ラベル:歯周病
posted by 8020 at 08:24| 歯周病(インプラント研究会) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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